「マッサージしてもすぐ戻る」「肩だけじゃなく首までつらい」
そんな慢性的な肩こりには、根本から見直す体の使い方が必要です。
ライフウィズでは、肩まわりの筋肉の硬さや姿勢の崩れを整え、動かしやすい・疲れにくい体を目指して、肩こりの根本改善をサポートします。
首や肩周りの筋肉は、頭や腕の重みを支えるために常に緊張しています。
この状態が続くと疲労物質がたまり、筋肉が硬くなって血流が悪化。
血行不良により筋肉に酸素や栄養が行き渡らず、ますます疲労がたまり「こり」や「痛み」が生じます。
さらに、硬くなった筋肉が神経を圧迫することで、不快感や痛みが強くなることもあります。
背骨のクッションである「椎間板」は、年齢とともに潰れて硬くなりやすくなります。
これにより「頸部脊椎症」などが起こり、肩や首の痛み・こりの原因になります。
また、50歳前後で起こりやすい「五十肩(肩関節周囲炎)」では、腕を後ろに回す・上げるといった動作で痛みが出るのが特徴です。
原因は老化や使い過ぎによる腱の炎症とされています。
デスクワークやスマホの操作時、首を前に突き出し、肩をすぼめた姿勢になりがちです。
この姿勢が長時間続くと、肩や首の筋肉に緊張が蓄積し、血流が悪化して肩こりを引き起こします。
また、画面を凝視することで目の筋肉も緊張し、眼精疲労が発生。
それに連動して首まわりの筋肉もこわばり、肩こりをさらに悪化させる原因となります。
肩こりや首のハリ、背中のだるさなど、不快な「こり」の症状は
肩まわりの筋肉が緊張して血流が悪くなることで起こるとされています。
特に、僧帽筋・三角筋・菱形筋といった筋肉に負担がかかることで、
筋肉の疲労が蓄積し、血流が滞りやすくなります。
こうした筋肉をほぐしつつ鍛えることで、血行が促進され、
慢性的なコリの改善が期待できるのです。
肩のトレーニングは、見た目にも変化が出やすい部位の一つです。
特に男性であれば、Tシャツを着たときのシルエットがたくましく変化し、
肩幅が広がることでバランスの良い体型が手に入ります。
一方、女性の場合も「肩幅が広くなりすぎるのでは…」と心配されることがありますが、
ホルモンの影響で急激に筋肉が大きくなることは基本的にありません。
逆にスッキリと引き締まったラインをつくるために、
女性にも積極的に取り入れてほしい部位です。
肩関節は可動域が広い分、構造的には不安定な部分でもあります。
特に三角筋は、肩を安定させるために重要な役割を果たしています。
この三角筋を鍛えることで、肩関節を支える力が強くなり、
日常動作やスポーツ時のけがの予防につながります。
安定した動きができるようになることで、安心して体を動かすことができます。
上半身に頼もしさをプラスしたいなら、まず取り入れたいのがこの種目です。
ショルダープレスは、三角筋の前側と中央を中心に鍛えることができ、男性であれば広く厚みのある肩幅に、女性であればスッキリとした首まわりと美しい肩ラインが手に入ります。
肩の筋肉がつくと、Tシャツやジャケット姿も自然とサマになり、姿勢も良く見える効果も。見た目だけでなく、肩の安定感が増すことで日常生活でも動きやすくなります。
ダンベルを使って座ったまま行えるので、初心者にも取り入れやすいのが嬉しいですね。
▶ 回数目安:10回 × 3セット
“肩ラインを際立たせたい”という方にぴったりのトレーニング。
サイドレイズは、肩の外側(三角筋の中部)を狙って鍛えることで、左右に広がる美しい肩のラインを作ります。シルエットにメリハリが生まれるので、華奢に見せたい女性にも、がっしり見せたい男性にも効果的。
ゆっくりと丁寧に持ち上げることで、見た目以上にじんわり効いてきます。重さよりもフォームを大事にすることで、しっかりと筋肉に刺激を届けられるエクササイズです。
肩こり予防にもつながる、意外と万能なトレーニングですよ。
▶ 回数目安:15回 × 3セット
肩まわり全体をバランスよく鍛えたい方には、このバックプレスがおすすめ。
バーベルを背中側に下ろしてから押し上げるこの動作は、三角筋の後部にも刺激をしっかり届けてくれます。肩の筋肉を前・横・後ろからバランスよく鍛えることで、丸みのある美しい肩に近づいていきます。
また、肩甲骨まわりの筋肉にも刺激が入るので、姿勢の改善や肩こり予防にもつながりやすく、見た目と健康の両面でメリットが期待できるのも魅力です。
少しだけ負荷は高めですが、筋トレ上級者を目指す方には欠かせない種目です。
▶ 回数目安:10回 × 3セット